エクステリア商品が耐えられる風の力とは
先日、西日本方面に直撃した台風21号は凄かったですね、あの台風が発生したころに私はこの台風は凄いことになると実は分かってました。それは毎日天気を気にしている商売なので何となくわかるのです。現にあちこちの人に今回のはヤバイと早い段階から伝えていたのです。根拠は無いです!
結果やはり凄い事になりましたが、ひどい場所だと風速57mとかでしたよね、それだと時速260kぐらい?の速度だと思います。私はバイクを乗るので風の強さをよく知っていますが、大体200kぐらいの速度だとヘルメットをカウルから出すのがつらく、通常膝は閉じて乗りますが、膝を間違って開いたりしたら後ろに足が吹っ飛んでもっていかれたりする風です。260kぐらいはサーキットでは出ちゃうのでその時の風が外でふいてると思うとゾッとしますね。。
テレビでも通常の台風ではあまり見ないような光景が映し出されてたりして、改めて風には要注意だと感じさせられました。
何年も前の写真ですが、修理の依頼がきたカーポートの一部です。これまた凄い事になっていました。
何がどうなってるか分かりますか?カーポートの主軸とも言える梁がとんでもない方向に反りあがってますね、当然ですけど屋根の部分はどっかに飛んでいってしまい跡形もないです。私は長くエクステリアの仕事をしていますが、ここまでひどい壊れ方を見たのは初めてですね、ほとんどの屋根がある製品は屋根材が一枚めくれたり、飛んでしまったりで終わるのですがね。なぜ全部飛んでしまったのかは謎です・・・。
一度飛んでしまったり、めくれてしまった現場は風の通り道だったりして、何度修理しても同じ場所が飛んでしまったりするんですよねぇ、そんな時は屋根の吹上防止材とか使って抑えることぐらいしかないですかね。
ちなみにサポート柱は私の経験では風にはあまり関係ないと思ってます。この写真には効果ありだと思いますが!
風当りが強い場所に取り付けるとしたら、やはり折半屋根がお勧めですね、対雪にも強いしね。現に雪国の地方に行くと折半屋根のカーポートしか付いてないぐらいですし。暗くなるイメージありますけど、折半屋根にも光を取り入れる屋根材もあるのでまるっきり暗くはなりません。
立地で飛びそうな場所は当たり前ですが、何も障害物がない場所、高台、突き当りの場所、それと取り付ける場所で、この取り付ける場所が実は結構左右される場所なのです。これは現場見れば大体わかりますので、アドバイスさせていただきます。なんせ台風の強さまで分かるので(笑)
その他にも商品によるネジの違いやらアルミの厚みとかやら工事してるものしか分からない事を打ち合わせの時に伝えられたらと思ってます。値段似たような製品なら全部一緒でしょ?って事は無いですよ!